天明元年(1781)の作庭と伝えられています。
石組みの一つもない大刈込み一式の庭園です。
イヌマキによる延々たる遠山は、その中に三つの高い峯を見せ、前面にはさつきの大刈込みが築山のようで、母ヶ岳を庭園に取り入れて極端に簡素化された借景園として、名園の名をほしいままにしています。
【入り口で】
全ての園が、入り口の石段は幅の広い石を使ってありますが、日本国内で見られるものとは異なり、沖縄によく見られる感じのものだそうです。
【入りながら】
この庭園も例のようにカギ型の入り口で、この家は悪魔よけのヒンプンは有りませんが、ヒンプンに相当する石垣が右側突き当りに置かれています。そして、玄関に行くまでに庭が眺められるということも、他の庭園と同じです。