エピソード1 ―平賀町との青少年交流―
今から十数年前,青森県平賀町(現:平川市)の教育委員会は南国の鹿児島県の子供たちと青少年国内派遣交流事業(ホームステイ)を計画しました。
そして鹿児島県教育委員会に交流先を依頼したところ,知覧町(現:南九州市)が紹介されました。
こうして平成2年度より青森県平賀との交流が始まりました。
エピソード2 ―少年の熱意―
平成4年度のホームステイで平賀より知覧にやってきた少年(当時高校2年生)は受入家庭の会話の中で,地元の「ねぷた祭」の話題で大変盛り上がりました。
この時,彼は知覧で是非「ねぷた」を運行したいと強く思いました。
平賀に帰ってからも,知覧で是非ねぷたを,という思いは彼の心から消えることはありませんでした。
その熱意が,平賀の行政を動かし,ついには知覧の行政を動かすことになったのです。
エピソード3 -ねぷた祭開催―
彼の熱意により平成8年8月25日,平賀と知覧,二つの町が協力し,第1回「平賀町ねぷた祭in知覧」が開催されました。
この年は平賀から職人を招き,ねぷたを作成しました。
2年目は1基目を参考にしながら,知覧の有志の手で,2基目を制作しました。
3年目,4年目にも新たに1基ずつねぷたが加わり,年々盛大に開催されるようになりました。知覧のねぷたは現在5基あります。
また,平成20年から,地元薩南工業高等学校製作のねぷた(1/2サイズ 1基・1/3サイズ 1基)も加わり,さらに盛り上がりを魅せています。